仏像
富士宮歩こう会 増田敏幸さんが定年後、仏像作製に取り組んでいます。
増田さんにその後の状況を聞いたところメールと写真が届きましたのでここに紹介します。
でも、1年でこれだけのものが彫れる増田さんの技量と努力はすごいものですね。
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大黒天・恵比寿天 地蔵菩薩 釈迦如来 不動明王 聖観音菩薩
増田敏幸さんからのメール
今日、仏像の話が出たので彫った仏像の写真を送ります。
写真ではなかなか表現できていないところもありますが。。。。
約1年で漸く初級科を修了し、これから中級に進みます。
通信講座と言うことで、実際に仏師である先生の手ほどきを受けられず、画像やメールでのやり取りしかできないので
細かいところが良くわからないことがあり、なかなか大変です。
また、木目に順目と逆目があることで苦しみます。
逆目では木が裂けたり、ささくれたりします。
更に木口は木目が密に詰まっているため、硬くてもろく、細かい部分が欠けてしまうことが多いです。
これらをうまく彫るためには、適切な刃型の彫刻刀を使うことと、刃の切れ味をよくしておくことがポイントです。
ですから、研ぎの技術も習得しなければならないのですが、これこそ先生の手ほどきが必要だと思います。
今は、ダイヤモンド砥石やバフ研磨機で研ぎ、時々メーカーに出して研いでもらうようにしています。
時間もお金もかかり結構大変ですが、悩んだ末に始めたことですから一生の趣味にできるよう頑張ってゆくつもりです。